2 ひとり4から8本の茶樹が必要だ
  [初出] 02.06.22  [最終更新]  [平均面白度] 4.99  [投票数] 382  [コメント数] 0
こういうことは調べてみればすぐわかる。「茶の生産」で検索をかけてみたところ、ぽぽぽと各種数字がひっかかってきて、疑問点の解消に光明が見えてきた。

「O CHA NET」(ここは強力)というサイトに静岡県提供の平成13年度の茶の生産等に関する統計のPDFがあった。それによると、全国での茶の生産は、作付面積5.2万ha。10アールあたり収量が176kgとある。別の資料では同じく平成12年度の国内生産量が89,300トン、輸入14,328トン、輸出が684トンで差し引きの国内消費が102,944トンで、両3年の移動平均による国民1人当たりの消費は766g/年となっている。

ひとり766グラムか。はっきり記録を取っているわけじゃないが、どう考えてもウチは平均以上の消費量だな。ま、しかし、この766グラムという数字でいってみよう。

766グラムのお茶をとるための茶畑の面積は、上記数字で割り算をしてみればいい。10aあたりの平均収量が176kgなのであるから766グラムの茶は4.352平米の茶畑から取れるってことになる。1坪ちょっとだ。ウチは2人家族だから、家内消費分を自家製茶するなら3坪ほどの土地が必要になるってことだ。意外に大きいな。狭い庭で3坪の土地を茶の木に割くことはできないから、自家生産は無謀だわ。

これはちょっと残念である。

しかし「10アール」だとかという単位で数字が出てきても、どうもピンと来ない。この10アールの茶畑には、いったい何本の茶の木が植えられているのか。これを解決する数字はなかなか出てこなかったが、ようやくのことで、三重県農業技術情報システムというサイトの中にあった「茶園機械化マニュアル」にヒントになる数字を見つける。これはもちろん茶農家のための技術指導のための文書なんだが、「植栽」の章に「植え方によって用意する苗の本数を決定します」となっており、その下に表がある。

その表によると「複条千鳥植え」という方法では10アール当たり1,389本から2,780本。「単条植え」では1,111本から1,852本。

多いなあ。ほんとかよ。仮に1,000本だとしてみると、10アールは1000平米だから、さっき計算した4.352がそのまま本数ということになるのは、暗算するまでもない。2,000本だとすると8.7本。つまり1人の消費するお茶を生産する茶(の少なくとも苗)は4本から8本必要になるということになる。

ツマの見積もりは正しかったわけだ。

念のために百科事典も引いてみる。平凡社世界大百科には『日本では一般に3月,挿木苗を10a当り1500本程度定植する』とあり、小学館日本大百科全書では『10アール当り平均2000本程度が植えられる』となっている。ううむ。どうやら正しいみたいだ。悔しいなあ。

ま、これはウチの庭の中に植えるのは無理だけれど、考え方を変えれば、『30〜60cm間隔で植える』ということだから、2人分16本なら、4.5mから9mの生け垣を作ればなんとかなるってことになる。

なんで「お茶の木の本数」にこだわるか、といえば、先日お茶の木を通信販売で購入したからだ。
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