3 坊ちゃんスタジアムの怪
  [初出] 2003.11.07  [最終更新]  [平均面白度] 3.12  [投票数] 17  [コメント数] 0
にも書いたが、松山市民が「坊ちゃん」好きなのはなんでなんだろう。ぼくが松山人なら、いささか不快を感じると思う。だって、全編、松山もしくは松山人に対する悪口で充ち満ちているもの。

主人公坊ちゃんははっきり言って、ちょっとオバカである。オバカな主人公の放言の体裁をとっているため、いくら悪口に聞こえようと、たいした問題じゃないのかもしれないが、やはり悪口は悪口である。なんで不愉快じゃないんでしょうかねえ。

でもって、松山人は坊ちゃんを排斥すべきだ、なんてことを言っているわけじゃない。別に目くじらたてて非難しても仕方がなかろう。しかし、そうかといって坊ちゃんを街の代表みたいに取り扱うのはいかがなものか、と思うのだ。「坊ちゃん饅頭」とかを土産物店に並べるのは、どうかと思うのだ。

球場だって「松山坊ちゃんスタジアム」なんだもん。

坊ちゃんの中には野球の話題は出てこないし、漱石と野球の縁も聞いたことがない。「吾輩は猫である」の中に否定的に出てくるのが思い出されるくらい。

なんで、こんな名前を冠したのだろう。フシギフシギ。

松山は人材に事欠いているわけではないのだ。だいいち、子規がいる。子規と野球の縁はよく知られておるところで、「直球」などの野球用語の日本語化は子規が行ったそうだ。なにより子規は「野球の殿堂」入りしているのだ(坊ちゃんスタジアム完成以降の殿堂入りだが)。

野球殿堂入りの子規を差し置いて、なにも坊ちゃんを持ちだすことはないと思うんだけどなあ。

「松山子規記念スタジアム」でいいじゃん。

まったくもってフシギである。
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