3 FAOSTAT
  [初出] 2003.05.22  [最終更新]  [平均面白度] 4  [投票数] 4  [コメント数] 2
FAOつまり国連食糧農業機関のWebサイトには統計専門のサイトも併設されており(FAOSTAT HomePage)、ここでは農業・食料関係のさまざまなデータを見ることができる。

前項で挙げたコメの供給量もこのデータベースからひっぱってきた。データベースの使い方はまずプロダクト(この場合はAgricultureのFood Supplyというカテゴリーから国(World>)、アイテム(RIce(Paddy Equivalent))、エレメント(Supply/Cap/Yr)、年(2000)をそれぞれリストから選択しサブミットボタンをクリックする。

世界各国の数値(この場合はコメの年間1人あたりの供給量)がずらずらずらとリストされる。リスト結果がある程度以上多いと無料使用者であるわれわれは利用することができない(金払えといわれる)から、その場合は要素を少なくしてリトライ。

これはもう好奇心のドツボのようなサイトで、あれやこれやとデータを見てみたくなる。時間なんかいくらあったって足りやしない。以前このサイトに「世界一のタマゴっ食い」というのを書いたが、その記事の典拠のほとんどはこのデータベースである。

たとえばね、ジャガイモの供給量というのを見てみる。世界一のジャガイモ食いはどこの国か。ドイツでしょー、きっと、と思うではないか。で、ちょこちょこと設定してSubmit。

結果はドイツは23位なのだ。ドイツの人もおお、おれたちが世界に冠たるポテト民族だと思っていたが、情けねーと思っているかもしれない。

ジャガイモイーターは首位ベラルーシ(174.3kg)、2位キルギスタン(149.9kg)、3位ラトビア、以下ウクライナ、ポーランド、リトアニア、アイルランド、ポルトガル、英国、エストニア、ロシアと続く。東欧、特に旧ソ連圏が圧倒的に強い。ドイツは77.2kg。我が日本は81位23.6kgである。別にイモの順位が低くても、ぼくの愛国心は刺激されたりしない。

ではコーヒーはどうか。これは嗜好品であるから、もしかすると先進国にシフトするかもね、とsubmit。

コーヒーの1人あたり供給量ベスト10はホンジュラス(19.2kg)、フィンランド(10.7)、スウェーデン、コスタリカ、アイスランド、オランダ、ノルウェー、スロベニア、デンマーク、スイスである。ホンジュラスがトップとは、ぼく的にはダークホースであった。しかも2位のダブルスコア近いぶっちぎり。どうなっとんのか。

ホンジュラスというのは中米の最貧国ではなかったか。それともやはり産地だからたくさん消費するのか。そういう意味では4位にもコスタリカが入っているし。で、周辺国を見てみるとそうカンタンでもない。ガテマラ1.9、ベリーズ0.5、エルサルバドル0.9、ニカラグア3.2とどこも少ないのである。不思議だなあ。

と、このように使い、遊ぶわけである。
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いただいたコメント

soratobu omame さんによるコメント
「ジャガイモの供給量というのを見てみる。世界一の

ジャガイモ食いはどこの国か。」のくだりは、疑問です。



ジャガイモ供給量とジャガイモ消費量は、別です。

生産統計と消費統計は異なります。



生産と消費の間には、輸出入や加工(別の産品になった)、

廃棄(消費されなかった)などにより数字の差があるのが通常です。

[2005.10.05  #234]

石田 さんによるコメント
soratobu omameさん

おっしゃる通りです。次項「ホンジュラス問題補遺」に、そのへんのこともちょろっと書いておきました。

FAOSTATの供給は

生産量+輸入量ー輸出量で算出するってサイトには記してありましたが、加工とかはどうなているんでしょうか。[2005.10.12  #236]

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