12 クッションへいたる経緯
  [初出] 2003.07.05  [最終更新]  [平均面白度] 3.5  [投票数] 4  [コメント数] 0
テンピュールのクッションを購入したのには、いろいろと布石があった。

寝ころんで本を読む」の流れの中で3年ほどまえからリクライニングベッドを狙っている。3年前にはさも介護用というものの他は輸入品の超高級品しかみかけなかったが、やはり人というのは同時におなじようなことを考えるものらしく、ここのところ、各種各様のリクライニングベッドが登場してきた。

ベッドを買う、というのはとてつもなく勇気がいる。確実に人生の1/3以上はその上で過ごすわけだし、QOL(クオリティofライフ)の2、3割はベッドの快適さに左右されるだろうと思うし、失敗したとき、捨てづらいし(なんてったってデカいしね)、値段の開きは大きいし、試用期間もないし、etc、etc。

そういうわけで、調査研究はぼちぼち行っているのだが、購入の決意はつかないまま、時間だけは流れる。

探査の過程でひっかかったのがテンピュールのリクライニングベッドだった。このベッドは短時間ではあるが自分で寝てみて試すことができる。ウチの近所では三越新宿店、東急ハンズ新宿店にある。「テンピュールスペースキャビン」と仰々しい名前を冠したコーナーがそれだ。パーティションで区切られた小部屋にリクライニングベッドが2つおいてある。コースは15分で、ナレーションとともにベッドが動く。宇宙旅行なんだという設定になっていて、打ち上げ(ベッドが激しく振動する)から「地球に帰還しました」まで。なんちゅーか、ばかばかしいというか、子どもっぽいというか。こんなストーリーにしないほうがずっといいと思うのだが、ともあれ15分でも実際に試せるのはうれしい。

ただ、このデモンストレーションではリクライニングの最高角度は体験することができない。ぼくとしては快眠よりベッドで本を読むということが優先事項なので、デモ終了後、係の人に頼んで、自分で試して見なければならない。そうした勝手に延長も大丈夫のようだ。

このベッドに使われているのが低反発ベッドで、これが初体験だったのだが、なかなか感触がよろしい。ゆっくり沈み込む感じが新鮮だった。もしかしたらいいかも、と思ったんだけど、15分の疑似体験だけでの購入は、やはり躊躇してしまう。だってダメだっても、おいそれと捨てることはできないし。

テンピュールが優れているのは製品を設置しているホテルを紹介していることだ。この試みはいい。というより、ベッド−少なくとも廉価品でないベッド−を販売するメーカーとしては、最小限やっておくべきシカケじゃないかと思う。たった一晩では何もわからないのかもしれないが、一晩であっても実際に自分で眠ってみて具合を試して見ることができる。

テンピュール製品で売れているのはどうやら枕のようなんだけど、紹介されているホテルのほとんどが、この枕があるよ、というもの。リクライニングベッドを設置しているところはほとんどない。大阪のホテル阪急インターナショナルと京王プラザ新宿のみ。ベッドを試すのにわざわざ大阪まで行くのは費用の点でもナンだし、京王プラザはレディースルームという制約があって、ぼくの利用は禁じられている。電話で問い合わせてみたが、ダメだった。なんだろね。

大都市の近場のペンションとかとタイアップして廉価で泊まれるところを用意すればいいのに。ペンション側も歓迎するだろうし(ベッドがタダならね)、お客も気軽に試せる。

2chとかを見ると、低反発ウレタンについてはよい評判ばかりではない。ヘタるとかムレるとか腰痛がひどくなったとかという声もある。ま、どうせ2chなんだからそのまま信じる気は毛頭ないが、他に色の付かない使用体験が見当たらない以上、参考にせざるをえない。

ただ、ハンズや三越でこのベッドを試す(結局両方ともで試したのだ)経験をもったことで、クッションの存在を知った。父が尻痛に悩んでいると聞いた時、すぐに思いついたのはそのためだった。

クッションなら値段的にもサイズ的にも、極端に言えばダメならダメで処分は簡単だ。ダメでも別に過激に捨てちゃうなんてことしなくてもいいだろうし。と考えて購入し、自分でテストもしないで送り付けるのもナンだから、2日間ではあるがぼく自身で試してみたわけ。

この試用でかなりの好印象を持ったのは昨日書いた通り。じゃあ、自分でも買うか、といえば、そうストレートに思考はつながらない。何となれば、他の選択肢もあるからだ。
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