2 すべてのニーズにひとつの情報
  [初出] 03.01.02  [最終更新]  [平均面白度] 4.67  [投票数] 3  [コメント数] 0
緯度経度を名刺に印刷する。これは一昔前なら、単なる物好き、あるいは特殊な利得関係者だけのニーズであったかもしれません。現にぼくは弊社以外の名刺でこれが印字してあるものはひとつしか見たことがない。マップファンの勧進元である「インクリメントP」社だけ。ほらね、特殊な利得関係者でしょ。弊社の場合は単なる物好き。

しかし、昨今では事情が違う。いまやインターネットが当たり前の時代になった。Web上で展開されている地図サービスのほとんどは、緯度経度情報を扱えます。緯度経度さえわかれば、その場所がピンポイントで表示される。地図サービスでは地番からもピンポイントが特定できる場合もございますが、それって大都市部だけでしょ。緯度経度なら、いかなる辺陬の地でもズバっと特定できる。

ま、どのサービスでもこれをやるには若干のコツがいるんですがね。

そのコツについてはおいおい述べます。できる、しかしコツがいるという事は、裏返しに言えば「やる人が多くなればすぐにでも正式の機能として取り入れられる」ということを示しています。

また、カーナビの普及も緯度経度主義者にとっての追い風です。緯度経度をカーナビに入力してやれば、地名もなにもわからなくても、あとはカーナビが案内してくれる。住所じゃなかなかそうはいきません。

そしてね、緯度経度システムがなによりスバラシイと思うのは
「同じ情報がいろいろなニーズに応えられる」
ということなんです。

たとえば前記のぼくの住所(ウソ)の「東京都杉並区阿佐谷南1-17-3」でもそうです。ウチを訪問しようとしている人やなにか高価なものを宅配便で送ってくれようとしている人には、番地まで必要でしょう。しかし、お互いの利便を考えて待ち合わせ場所を決めようと考えている人には「南阿佐谷」程度でいい。そこなら丸ノ内線だから四谷でいいや、という具合。ざっくり北半球に位置していることさえわかればいいというニーズもありましょう。

どのレベルのニーズであっても「N35°41' 49.33" E139°38' 21.26"」で満足させることができる。ひとつの情報をいろんなレベルで読み取ることが可能なシステムになっているのです。

このスタンスにクラクラっとしますね。しかも相手は日本語がわからない人でもいい。こういうのをグローバルスタンダードつーの。ジャンクフードをがつがつ喰ってコーラをリットル飲みして貧しい国に爆弾落としてイキがるってのがグローバルスタンダードやとおもたら、おおきなまちがい。
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