2 和子さんと真由美さんと優花ちゃん
  [初出] 01.04.18  [最終更新]  [平均面白度] 4.37  [投票数] 19  [コメント数] 0
日本人の名前(ファーストネームの方)は、新聞などでよく引用される明治生命の息の長い調査がインターネットでも読める。姓名ランキングがそれだ。

これは非常に面白いデータの宝庫。欧米圏では名前につけうる単語は決まっている場合が多く、おおむね聖書に出てくる聖者の名前が付くのだが、日本では無原則であるから、名前は世につれ、世は名前につれというような現象が出てくる。

古いところで言えば、昭和に改元されたのは1926年12月25日だが、翌昭和2年のベストテンを見ると男性1位昭二、2位昭、3位和夫、5位昭一、女性1位和子、2位昭子と、改元がらみの名前が急浮上していることがわかる。

女性名で子の付く名前が激減しているというのは、よく言われることだが、それもこの調査を追っかけていくと、実に鮮やだ。

「子」が10位までを完全制覇していたのは1960年までで、61年に10位に真由美が顔を出す。真由美は「非・子」勢力の斬り込み隊長であって、62年10位、63年5位、64、65、66年と3年連続2位と順調に順位を伸ばす。67年になると、10位の内、2位由美、3位真由美、5位明美、6位直美と「美」勢力が、ランキングの半数に達す。いわばこのころは「子・美」2大勢力割拠時代とでもいえよう。

しかし、このころ、そしてこの後まで、依然として、「子」勢力はまだまだ頑張っていたのだが、とどめをさされたのが1986(昭和61)年。前年10位の裕子が由佳に入れ替わるかたちで圏外に去って、ベストテンから「子」勢力が一掃されてしまった。

以降、「子」勢力でランクインするのは桃子(92年8位、94、95年9位、96年8位)と菜々子(99年6位)のみである。

ふりかえれば、「子」がランクないを席巻したのが1921(大正10)年であるから、以来40年、「子」勢力独占時代が続いたのであった。

ちなみに2000年の首位は同率でさくらと優花。
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