1 翌朝
  [初出] 2004.06.12  [最終更新]  [平均面白度] 4.5  [投票数] 4  [コメント数] 2
一夜明けたが、後楽園とぼくの険悪な状況に変わりはない。この13年間、ぼくが家にいる限り、彼女と同衾しない夜はなかった。ぼくは寝相がわるいので、イカって布団からでていくことはあっても、足下にまるくなったりしていた。それが昨夜はわざわざ階下の椅子の上で眠ったようだ。

朝いちばんは、おそらく、ぐっすり寝て、状況を忘れてしまっていたのか、平常の関係を回復したやにみえたが、すぐに思い出したんでしょうね。怒り再燃。今に至っている。

チビは仕事場の本箱の上で眠ったようだ。2mの高さにどうやって上ったのか。推定3ヶ月だが、すでにずいぶん運動能力は高いようだ。生意気でもある。男の子だからだろうか。

後楽園に威嚇されても、今朝は柳に風。どうもずぶとい性格であるようだ。

チビと書いているが、これは仮称であって名前ではない。名前をつけると、もう終わりだ。ずっと飼うしかなくなる。2軒に養子のオファを出しているが、どうなるかはわからない。婿入り先が決まらなければ、ウチの仔になるしかないのだが、先住者との関係がどうなるか、わからない。

思えば、12年前にはぎが来たきにも同じような修羅場があった。でもそのときは後楽園はまだ1歳で柔軟性があったので、短期間で何となく終息した。今回はそうはならないかもと思うと、心が重い。

後楽園は怒ってふたたび2階へ去っていった、チビはキーホルダー相手に猛然とアタックを繰り返して遊んでいる。先住2匹はすでに老境なので、こういうふうに遊ぶ姿を見るのは久しぶりのことでもある。それはそれで見ていて楽しい。チビは手足も大きく、骨もしっかりしている。同じ野良出身でも、後楽園やはぎとは、初期健康状態がぜんぜん違う。

彼らは最初、すこぶる世話がやけた。獣医に支払った金額も半端じゃなかった。これはそんなことはないだろう。
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いただいたコメント

木村はるみ さんによるコメント
石田様
 先日「雨水」の講座でお世話になった鹿島さんの横にいた木村です。石田さんも猫を飼っていらっしゃるのですね。この記事は面白かったです。
 私は10年度ほど某愛護団体で犬や猫の里親活動をしてきました。そのおかげ?で、家にはたくさん(2桁)これ以上はいえない位の猫、犬は2匹、また暮れに事情のある子犬を抱え、毎日自分の家の動物の世話、で追われた生活をしています。今は3年前に愛護団体をやめ、自分でできる愛護活動、たとえば近所の野良猫を捕まえてはこれ以上生まれないための不妊手術をしたりしています。今いる子犬は狩猟犬MIX、生後3ヶ月ちょっと、でかい、血が騒ぐのか猫を追い掛け回して気が気ではありません。
 またお会いできるのを楽しみにしています。猫の話でもしましょうね。
 [2005.01.30  #153]

木村はるみ さんによるコメント
石田様
 先日「雨水」の講座でお世話になった鹿島さんの横にいた木村です。石田さんも猫を飼っていらっしゃるのですね。この記事は面白かったです。
 私は10年度ほど某愛護団体で犬や猫の里親活動をしてきました。そのおかげ?で、家にはたくさん(2桁)の猫、犬は2匹、また暮れに事情のある子犬を抱え、毎日自分の家の動物の世話、で追われた生活をしています。(完全室内飼い)
 今は3年前にその愛護団体をやめ、地球的規模で環境問題を考え、NPOなどに所属して、自分でできる範囲で活動しています。また個人でできる愛護活動、たとえば近所の野良猫を捕まえてはこれ以上生まれないための不妊手術をしたりしています。
 今いる子犬は近所で生ませてばかりいるうちの狩猟犬MIX、生後3ヶ月ちょっと、でかい、血が騒ぐのか猫を追い掛け回して気が気ではありません。
 またお会いできるのを楽しみにしています。猫の話でもしましょうね。
 [2005.01.30  #154]

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