2 バイオライト着荷
  [初出] 01.03.23  [最終更新]  [平均面白度] 4  [投票数] 10  [コメント数] 0
バイオライトが着荷した。思っていたよりでかいし、色も少し派手。机の上に置いてみたが、そこだけが妙に浮く。スタンドだけがモダーンしているのだ。香港で買った双喜印のシールでも貼ってやろうか、と思う。

点灯する。おお、明るい。実験のためさっきまで1時間ほど本を読んでみたが、今までに比べると、(ま、スタンドだから当然なんだけど)ずいぶん明るい。問題はこれを継続して使用することによって、目の負担がどれくらい違ってくるか、ということだ。

こころなしか、快適な明るさであるように思う。

老いていく、という過程はとってもエキサイティングだ。30代の終わり頃、完全な徹夜が不可能になった。能率が持続しないのだ。短時間でも寝たほうがいい。最初のうちは、あれ、おかしいな、どっか体が悪いのかな、なぜこんなにへたれてしまうのだ、と焦ったが、要は老化しているのにすぎない。

30代後半から40代にかけては、いわば中年初心者であって、老化に伴うカラダの変化が、十分わかっていない。ぼくはすでに徐々に学習を積み重ねてきた、という感じだ。もちろん歳とともに、いろんな変化があるということは、アタマでは熟知していたはずだけれど、自分のカラダの上に現われると、それが老化だとは気が付きにくい。何度か繰り返すうちに、あれ、ほんと、前と同じじゃないや、とわかる。

これがエキサイティングなんだなあ。非常に面白い。あ、こういうことだったんだ。とシミジミ理解できる。“仕事用の眼鏡”−−なんのことない、ただの老眼鏡なのだが−−を初めて作った時も、なんか嬉しかった。顔に似合わないデザインのものを選んでしまったので、人前でかけるのは躊躇するが、それは別問題だ。老眼とはどういうものであるかが、少しわかり、老眼鏡をかけると、どのように変わるか、が少しわかる。

考えてみれば、“大人になる”という過程でも、同じように徐々に新奇な体験を経験したのだろうが、あの頃は余裕がなくって、そんなことをイチイチ楽しんでいるヒマはなかった。かえすがえすも残念だ。

ところで、目の衰えなんだけど、どこが“衰え”てんだろう。老眼(近くのものに焦点があわなくなる)というのは水晶体を伸び縮みさせている筋肉が、長年はき古したパンツのゴムみたいに、くたびれてきているのだろうが、「60代は20代の3〜4倍の明るさが必要」ってのは、どこがどうなったからなのだろうか。明るさを感じ取る能力が落ちてくるのだろうけど、それは眼球のどこかの問題なんだろうか、それとも光を感じとり、それを処理する系、つまり神経やら脳やらの領域なんだろうか。
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