3 ネット情報を信頼していないのは日本だった
  [初出] 2004.01.25  [最終更新]  [平均面白度] 4  [投票数] 6  [コメント数] 0
Post-It Lifeに導かれてITmediaニュース:平均的ネットユーザーは「オタク」ではないを読んだ。The World Internet Projectという組織が調査した「インターネットユーザー像の国際比較」てな調査の要約であった。この記事そのものも面白かったのだが、ロイターロンドン発ということで、日本に特化した部分の記述はほとんどない。他の国のユーザーと日本のそれがどのように違うか、というところが、ぼく的には興味の主眼なのだが、それはこの記事では取り上げられていない。

で、探してみたんだけど、ラッキーなことに、そのThe World Internet Projectなる組織のサイトにプレスリリースと(おそらくその際に使ったのであろう)パワーポイント書類がアップされていた。記事はプレスリリースの要約でしかないのだが、ppt書類の方は、生の数字の一端がかいま見えていて、面白かった。

日本のインターネットユーザーと各国のそれは似ているところもあるが、違っているところもたくさんある。

たとえばユーザー対非ユーザーの比較では、1週間の読書時間ではユーザーが、テレビ視聴時間では非ユーザーが多いなんて傾向は他の多くの国と同傾向だ。

この書類を見て、面白く感じたところを2、3ピックアップしてみたい。

ネット上の情報が信頼できるか否かという設問に対しては、多くの国では肯定的な答えの方がうわまわるが、日本とスウェーデンだけが否定的な方が多い。肯定的/否定的の率で考えれば、スより日(25.3:13.3)の方が多い。つまり、われわれは「もっともネット情報を信頼していない」国民でもある。なるほど。

その逆なのが韓国(60.7:4.3)やアメリカ(53.1:7.1)など。ふうむ。

ネット上での友達の数を聞いているスライドが二枚ある。一枚はネット上の友人で、実際にあったことのある人の数、もう一枚はあったことのない人の数。どちらも各国にくらべて最も低い(ダントツといってもいい)のが日本であった。

先に上げた週あたりの読書時間。ユーザーの方が多いのは共通の傾向で、非ユーザーの方が長いってのはアメリカ(4.7時間:5.4時間)ドイツ(2.3:2.5)だけなのだが、読書時間の実数そのものは、韓国(1.9:1.2)日本(2.6:1.6)が異様に低い。われわれは本を読んでないのだねえ。

逆にテレビ視聴時間の長さは他を圧して長い。ユーザ20.9時間、非ユーザー26.3時間である。韓国はここでは調査国中もっとも低い。われわれはテレビはよく見ているのだねえ。

家や会社/学校以外の場所での接続時間を比べると、中国、韓国が長く、日本はイタリアと並んで非常に低い。つまりインターネットカフェが普及していないってことだね。

日本は普及率こそ5割を超えて、かなり高い部類なんだけど、週あたりの接続時間はかなり短いって傾向もある。テレビに忙しいからかもしれない。

いろいろとおもしろいスライドショーであった。
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